キセキのインターン・ボランティア日記

ルワンダ・キセキのインターン・ボランティア体験記ブログ!

あたたかい国ルワンダでの気づき

アフリカンプリントとアフリカのパワフルな人達に惹かれて2週間のボランティアに参加したみほです!

 


以前、学校のプログラムでカメルーンに行って以来のアフリカ。

 


空港からキセキに着くまでに驚いたことは、きちんと舗装された道と治安の良さ!!
空港からのタクシーでは荷物を足の間に置いてしっかりとガードしていたのが恥ずかしいくらい笑笑

 


女性一人で歩いていても日本と変わらない感じでスリや変な人はいなくて、むしろ”Hi”と優しく話しかけられる。 とてもあたたかい国だな〜と思いました。

 


それは、他の日にも強く感じたことでした。
私が滞在していた時は毎日のように数時間雨が降っていました。ある朝、小雨が降ってきたけれど多分大丈夫だと信じて保育園に向かったところ、土砂降りの雨になってしまい、、、靴も服もびしょ濡れになりながら歩いていると、散髪屋のお兄さんが入りな!と言ってくれて20分ほどそこで待たせてくれました。

 

中々止まない雨を待っていると他にも雨宿りをしにくる人たちが。お兄さんに感謝を述べると、「これは当たり前なこと!人間として当然のことをしただけだよ」と言われ、思わずじーんとしてしまいました。確かに困っている人を助けるのは当たり前のこと。

 

でも、それを当たり前に出来てるのはすごいことなのだなと痛感。日本で大きいスーツケースを持って満員電車に乗っていた時に文句を言われたり白い目で見られたことを思い出しました。ルワンダでは地域の繋がりがとても強く、助け合いの精神がみんなにあるのだと思いました。地域の繋がりが強いということは、子供ができても面倒を見てくれる人がいて助けてくれる人がいます。素晴らしいことだと思います。しかし、今回の滞在で地域の繋がりの強さゆえ困っている人に会い、小さな疑問が生まれました。「自分はルワンダの中では稼ぎのいい方だ。でも、自分が多く稼いでも家族や地域の人に分けなければならない。結局、自分にはそこまでのお金は残らない。」
頑張っても中々いい暮らしに辿りつかないという現状もあるということを知りました。

 


日本では個々が自立しているけれど助けを求められず多くの人が中々悩みを打ち明けられずにいます。

 


どちらがいいのだろう

 


答えはまだ出ていません。もしかしたら比べるものではないのかもしれないです。でも日本にもルワンダの当たり前に助け合う精神が増えるといいな!と思いました。こっちでの体験を思い出してまずは自分がその一歩を踏み出せるようにしたいです。

 

 

滞在中のメインであった保育園での気づきについても話したいと思います!

 

 

2週間は本当にあっという間に過ぎてしまい子供達との別れが寂しかったです。そんな子供達と一緒にいる中で一番驚いたのはトイレについての考え方の違いでした。

 

 

トイレがあっても怖いから外でするのが普通、トイレ終わった後に手を洗う習慣がない。また、トイレに行っても怖いから少しズレたところでしてしまう。初めてみた時はとても驚きましたが、よく考えてみたら当たり前のことだということに気が付きました。日本の保育園では先生が子供達についてトイレまで行ってやり方を教えてくれます。

 

 

しかし、ここでは先生が足りないこともあり中々そのような教育はされていなかったのです。授業で日本の小学生が扱うような算数や英語がメインでした。もちろん英語や算数も大切だけれども、トイレの行き方などのこれから生きていく上で必要になることやアートなどと言った子供達の想像力を生かす授業もできたらより良いのではないか。そう思い、先生に提案はしてみた所、是非やりたいと言ってくれたのですが、自分がいる間にアクションを起こすまでに至らなかったことが悔しいです。😭

 

 

でも、私達が一緒にいることによって多くの子供達がトイレに行くようになり、終わった後自分で手を洗うようになっている姿を見た時には少しはこの取り組みが子供達に伝わったのかもしれないと思い、嬉しさで胸がいっぱいになりました。

 

 

教室にはいると自分の名前を呼んでくれる子供達。彼らが今後どう育っていくのか側でずっとみていたいな〜と思っていたらあっという間に日本に帰る日が来てしまいました。あと1週間くらい残っていたかったです笑

 


様々な経験をさせてくれたキセキ、多くの発見をくれたルワンダに感謝です!!